ハリスの旋風(5)

剣道選手権大会に出場しハリスを優勝に導いた国松。
自画自賛の学校新聞を書いたところこれが生徒たちに大人気! 竹刀の次はカメラを片手に学園内で大暴れする。
拳闘部でのいじめをスクープして新聞にするも、先輩の佐々木を恐れて部員たちは事実をひた隠しにする…。
嘘つきのレッテルを貼られた国松は、真実を明るみにすべく新拳闘部を旗揚げ! 生き残りをかけて、佐々木率いる拳闘部に決闘試合を申し込んだ…!!新拳闘部を設立し、次はどの部で大暴れしてやろうかと思っていた矢先、国松の父が仕事中にひき逃げにあってしまった! 一家を支える大事な屋台ラーメンの仕事にも出られなくなり、石田家は路頭に迷う…。
家族を救うべく立ち上がった国松は、学校に行かずアルバイトに精を出す。
たまたま仕事を手伝ってくれたサッカー部の連中に義理を返すつもりで、久々に登校した国松は入部届けを出すのだが……。
国松はサッカー部に入り、三和田学院との試合に出場する。
弱小サッカー部の汚名返上に燃えていたが、憧れの志乃ちゃんが観戦しているのが目に入ったとたん、試合どころではなくなってしまった。
試合には敗北、サッカー部を追い出された国松は、かわい子ちゃんに勧誘され調子に乗って次はバレー部に入部する。
がしかし、そこは今までの部とは雰囲気がまるで違っていた!?サッカー部に復帰した国松は、さっそく練習場をめぐって柔道部員たちと大乱闘! そこへ居合わせた学園会長であるカスタード・プリン先生をそうとは知らず、めちゃめちゃにやっつけてしまった! ご立腹のプリン先生は国松に退学通知を突きつける。
退学には慣れっこだと学園を去ってゆく国松。
変わりにサッカー部の存続だけは許してほしいと言い残して。
仲間たちは必死で国松の退学を撤回させようと学園に猛抗議するが……!?足袋屋の一人娘・お絹と硯問屋の手代・音松は秘かに好き合っていた。
音松の同僚の平次郎は、働き者で次の番頭候補にも名前の挙がっている音松を妬み、博奕好きの新七を取り込んであるいたずらをしかける。
しかしそれが思いもかけない悲劇へと繋がってしまって…。
「恋文」他2編を収録。
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